「確率論」(伊藤清, 岩波講座基礎数学)を古本屋にて200円で買った。
先日、神保町の古本屋で「確率論」(岩波書店)を買いました。
お値段はなんと税込200円です。
確率論は統計学はもちろん、確率微分方程式などの解析分野の基礎でもあるので、辞書的に使うのはアリだと思います。
↓表紙はこんな感じ
ところで、数学というのはシビアな世界で、とりわけ定義(公理)と証明(演繹)を重視します。
最近のAIブームの中で、偉い人が「機械学習や数値解析、計算統計学などの分野を学ぶ際には、当然その下位分野も学んでしかるべきである。」という主張をよくしていますが、これは数学の作法として自然なものでしょう。
で、実際、統計・機械学習まわりでは以下のようなお叱りを受けることがしばしばあります。
「機械学習を学ぶ前に、統計学を学びなさい!」
「統計学を学ぶ前に、確率論を学びなさい!」
「確率論を学ぶ前に、測度論を学びなさい!」
「測度論を学ぶ前に、解析論を学びなさい!」
... (以下略
まあ、正しいといえば正しいのですが、この辺の線引きはかなり難しいですよね笑
ちなみに、「ビジネスマンはC言語を学ぶべきか?問題」も同様の例だと思います。
んま、時間の許す限り勉強しましょうという結論ですね。。。
P.S.
伊藤清先生は確率論の世界的学者です。金融工学の最重要定理である「ブラック=ショールズ方程式」の数学的証明に用いられた「伊藤の補題」の発表者として有名です。伊藤清 - Wikipedia